オペラ『蝶々夫人』の見どころのひとつ、バタガール(舞妓集団)。
所作指導を始めた1月は、グダグダ過ぎて、どこからどう手を付けたらいいのか…?
途方に暮れました。
劇中、使用する扇子の開け閉め。
登場時に使用する傘の開け閉め、持ち方、角度。
立ち姿、歩き方・・・
どうしてもつま先が外に向き、肩が上がって内に入る癖が抜けず。
歌いながら動きに気を配るのは難易度が高いらしく、同じことを何度も繰り返すので、もう直らないんじゃないか?と半ば諦めていました。
が!
衣装カツラを付けると、あら不思議。
後ろ姿でも、つま先が内に入っているのがわかりますか?
前から見ても自然とつま先が内に。
撮影時には何も指示しなかったのですが、手先も自然と収まりの良いところに。
やれば出来るじゃん!!
演出指示で「顔だけ白塗りです、色は塗らないでください」と言われ、真っ白のお顔。
こんな顔、いやだーーーー!!!
と言いつつ、自撮り棒でお化けのような顔を撮りまくるバタガ達。
若いっていいわぁ。
この中の誰かが、いつか蝶々夫人を演じる時、所作の大切さを思い出してくれるといいなと思います。
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