GW前に乳がんがわかり、その時から日に日に衰えていっていました。
この数週間は自力で食事をとることができず、猫師匠が毎日、強制給餌に通ってくれていました。
私もやり方を習って、下手なりに毎日朝晩、あんちゃんと格闘。
月曜日。
仕事とリンダの散歩を終えた後、いつものように猫部屋に入ったら、あんちゃんの姿が見当たらず、6畳の密室をあちこち、くまなく探してやっと発見。
上から入るトイレの中に隠れていました。
「強制給餌キライ~」
でも、ここは心を鬼にしてトイレから引っ張り出し、イヤイヤごはんタイム。
食べないと体力つかないもんね。
後ろを向いて全力で拒否中。
口に入れる度に息が荒くなるので、0.1mlずつ口に入れては背中をさすり、しばらく休憩…を繰り返しやっとのことで2.5ml。
お互い疲労困憊。
これが、あんちゃんの最後の姿でした。
夕飯の後、洗面所で歯磨きをしていたら、スーッとあんちゃんが通り過ぎた気配がして、慌てて猫部屋に行ったら、まるで外の花を見ているかのような姿勢で息を引き取っていました。
まだいつもと変わらない温かさを残して。
いつかは来ると覚悟していた日がこんなに早く、突然来るなんて。
あんちゃんは、うちで生活をしていましたが、色んな人に関わってもらってケアを続けていました。
そんな優しい皆さんから、キレイなお花や好きだったオヤツが届き、
翌日の仕事の後、いただいたお花やオヤツとあんちゃんと、黒瀬の「逢いの杜ペット霊園」へ。
こちらは宗教問わず利用でき、小さいもの、特に子供に寄りそう存在のお地蔵様が祀られています。
葬儀には我が家の四つ足リーダー、リンダも参列。
書類の記入の関係で、うっかり、うちの子に。
あんちゃんがうちに来ると決まった時、あんちゃんのために買ったワンハートなオモチャも一緒に納めました。
毎晩チリチリチリチリ…鈴鳴らしてうるさかったなぁ。
火葬の後の遺骨は持ち帰らず、ペット霊園の合同碑にいれていただくことにしました。
毎朝のお勤めと、節目ごとの供養をしていただけて、年中無休でお参りが出来ます。
葬儀を終えた後、黒瀬ダムのほとりを散歩して帰りました。
ペット霊園の会員証をいただきました。
お参りの時に持参すると、あんちゃんの札を慰霊碑のところに出してくださるそうです。
病院でもなく、看取りをしてくれる予定だった猫師匠宅でもなく、我が家の猫部屋で最期を迎えてくれた、あんちゃん。
最期は(うっかりだけど)ちゃっかり、うちの子になって旅立っていきました。
もみじ薬局ウェブサイトhttp://www.momiji-p.com/
0 件のコメント:
コメントを投稿