2018年7月10日火曜日

災害救助法

『平成30年台風7号及び前線等に伴う大雨による被災に伴う保険診療関係等及び診療報酬の取り扱いについて』

というFAXがやっと本日届きました!

題は小難しいですが、この度の災害で通院が困難な方、お薬を紛失された方、保険証などをなくされた方などを対象とした緊急措置です。

広島県の災害救助法の適応地域は以下の通りです。

広島市、呉市、竹原市、三原市、尾道市、福山市、府中市、東広島市、江田島市、安芸郡府中町、安芸郡海田町、安芸郡熊野町、安芸郡坂町

該当する地域にお住まいの方全てに適応される内容です。

色んなケースがあると思いますが、よくあるケースを簡単にまとめてみました。

1.被災して保険証がない場合。

加入している保険(協会けんぽ、共済、など)と事業所名(会社名や組合名など)がわかれば保険が適応されます。
国民保険や後期高齢者医療制度に加入の方は住所が確認できれば適応されます。

こういう災害時に慌てないためにも保険証の写真をスマホで撮っておき、オンラインストレージにバックアップを取っておくと完璧ですね。

2.被災により薬を紛失した場合。

通常、紛失した薬の再発行には保険は適応されません(全額自費)が、天災地変などやむをえない場合は保険が適応されます。
今回は天災地変に該当します。

3.かかりつけの病院が被災した場合。

近隣の別の病院に保険証と定期服用中の薬の内容がわかるもの(薬袋、薬剤情報提供書、お薬手帳など)を持参し、処方箋を発行してもらいましょう。
全く同じ薬が処方していただけるとは限りませんが、同薬効同成分のお薬が処方していただけると思います。

4.かかりつけ病院への交通手段がない場合。

3の場合と同じく近隣の病院を受診するか、かかりつけ病院へ電話をし、指示を仰いでください。

東広島医療センターは、
「患者が交通の遮断により来院できない場合に際し、患者と当院医師の電話確認により、診療を受けずして処方箋発行を行うこととします。その際、院外処方箋は患者が持参することなく、のちほど応需薬局へお送りします。」とお知らせくださいましたので、まずは医療センターへお電話してみてください。
(東広島医療センターの場合は、もみじ薬局まで来れる方は対象になりません)

他の医療機関も同様の対応を取られているはずです。

まず先に薬局に在庫の確認のお電話をされる方がおられますが、処方箋の発行がないのに在庫をお答えすることはできません。(答えた後に他の患者さんで払い出してなくなることもあるので)薬局へ電話をする前に、かかりつけ病院へ問い合わせましょう。

もみじ薬局は、在庫状況により、その日中にお渡しすることは不可能かもしれませんが、数日中には必ずご準備いたします。ご安心ください。

ただし、銘柄指定には対応しかねますのでご了承ください。

他にもいろんなケースがありますが、こういった内容のお電話での問い合わせはお控えください。電話で説明するには言葉が難し過ぎるため、きちんと伝えられるか不安です。

どうしても気になる方は薬局までおいでいただければ、ゆっくりご説明も出来ますし、何かお手伝いが出来るのではないかと思います。

こういう時こそ冷静な行動を皆で心がけましょう。

もみじ薬局ウェブサイトhttp://www.momiji-p.com/

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